薬膳の考え方

季節に合ったもの、旬のものを犬さんに!
これが「薬膳」の考え方です  

 

 

食材には五性(熱性、寒性など)があります。季節を問わず、体調・体質に合わない食材を与えすぎると、五臓に負担をかけてしまいます。

「医食同源」の言葉があるように、医も食も健康を保つためで、源は同じです。

日本の旬の食材を使いながら、少しだけ薬膳の考え方をプラスすることで、健康と幸せな時間を犬さんと共有できます。 

春は「肝」の季節
「気」と「血」の流れをスムーズにする食事を摂りましょう!

夏は「心」の季節
体に余分な熱を出せる食事を摂りましょう!

秋は「肺」の季節
乾燥をきらう「肺」に潤いを与えましょう!

冬は「腎」の季節
エネルギーを補い、水分バランスの調整を心がけましょう!

土用は「脾(消化器)」の季節
土用は季節の変わり目。消化器に負担をかけない食事を摂りましょう!

 

獣医師 林美彩の長生き犬ごはん
使われている食材のご紹介

獣医師 林美彩の長生き犬ごはんは、薬膳の考え方を取り入れた食材が使われています。

普段使いの定番食材も少し珍しい食材も薬膳ではさまざまな意味を持ち、犬さんの日々の食事を彩り健康を支えてくれます。

 

鶏肉

鶏肉

高たんぱく低脂質で消化しやすく、胃腸を労わってくれるお肉。
薬膳では胃腸を温めるほか、エネルギーを補ってくれるので疲労回復にも役立つ食材と言われています。
虚弱体質や食欲不振、慢性的にお腹の調子を崩している子にもおすすめです。

鮭

薬膳では胃腸を温めて働きやすくするほか、全身の血の巡りを良くしてくれる食材。お体の余分な水を取り除く作用もあるので、むくみ対策にもおすすめと言われています。また、抗酸化作用の強いアスタキサンチンを含みます。

クコの実

クコの実

薬膳では「補陰薬」と呼ばれお体に潤いを補い、また気血を補ってくれる作用を持つと言われています。
また、ポリフェノールの一種であるルチンも豊富に含まれています。 

ハスの実

ハスの実

薬膳では「養心安神」作用という、気持ちを落ち着かせてくれる働きや、胃腸にエネルギーを与える力もあると言われています。